脇山米について
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“あれから91年”
大嘗祭献納米脇山米をお届けします。
山米とは
脊振山より流れる清流を用水路に引いて栽培しています。
また、中間山間地特有の気候である、昼夜の寒暖差により
食味が良く、粘りがあり噛めば噛むほど甘味が出て、
冷めても美味しいと評判で、おにぎりやお弁当にも最適です。
脊振山より流れる清流を
用水路に引いて栽培しています。
また、中間山間地特有の気候である、
昼夜の寒暖差により食味が良く、
粘りがあり噛めば噛むほど甘味が出て、
冷めても美味しいと評判で、
おにぎりやお弁当にも最適です。
こだわり
食べて頂く人に「美味しい」と言って頂きたい。
「笑顔」になって頂きたい。
お米は毎年収穫後、食味検査を依頼。情報として公開することでお客様に安心して美味しく食べてもらえるように精進しています。
(平成29年度食味コンクール個人総合部門特別賞受賞)
脇山米の歴史
嘗祭で新穀の産地に
90年前、脇山村(現・福岡市早良区脇山)で村を挙げての稲作が行われた。即位した天皇が一度だけ臨む「大嘗祭」は、収穫された新穀を新天皇が神々に供えるとともに自らも食し、国家の安寧と五穀豊穣を祈る。昭和の大嘗祭で新穀の産地に脇山村が選ばれた。
新穀を収穫する「斎田」は日本の東西から選ばれ、それぞれ「悠紀田」「主基田」と呼ばれる。斎田をどこに設けるは、亀の甲羅を焼いて占う「亀卜」によって決められる。昭和の大嘗祭では会場の京都を中心に、東の滋賀県と西の福岡県になった。

写真:国立国会図書館

写真:国立国会図書館

田に選ばれる
1928年3月15日。斎田は、脇山村、長糸村(現・糸島市)、山口村(現・筑紫野市)の中から、水がきれいで収穫時期が早く、風俗人情が純朴との理由で脇山村に。斎田に選ばれるのは大変な名誉で、各戸が日の丸を掲げ、万歳で沸いたという。石津新一郎氏が所有する約1ヘクタールが斎田に決まり、大田主となった。
皇室献上米

苗作り(写真:国立国会図書館)

代掻き(写真:国立国会図書館)

御田植舞(写真:国立国会図書館)

田植え(写真:国立国会図書館)

- 栽 培 -
皇室献上米の栽培は最新の注意が払われ、古式の神事に即して進められる。農作業に携わるのは健康で品行方正な人とされ、田に入る際はおはらいを受けた。農具もすべて新調された。

同年6月5〜7日に行われた田植えには約17万人が訪れた。耕作で使う牛が排せつしそうになれば、帯同する人が桶を差し出して受けた。肥料には下肥や堆肥は用いず、米ぬかや油粕を用意。臨時の気象観測所も置かれ、24時間態勢で斎田を見守ったという。
斎田のそばには、虫や鳥をおびき寄せる田が造成された。大切な稲に付いた虫は、手作業で一匹ずつ取り除いた。

稲刈り(写真:国立国会図書館)

稲刈り(写真:国立国会図書館)

- 収 穫 -
収穫が行われたのは9月下旬。脱穀された後、麻と絹布で磨き上げられ、延べ2000人以上によって奇麗な粒が選び出された。「昭代」と命名された献納米は、約14キロ離れた西新町駅まで徒歩で運ばれ、新造された特別列車で京都へ向かったという。大嘗祭は11月14、15日に行われた。

選別(写真:国立国会図書館)

絹布による米磨き(写真:国立国会図書館)

- 1/3はお神酒の醸造用に -
9月21日の抜穂の儀は天皇の特使である勅使を迎えて厳粛に執り行われた。
秋季皇霊祭(現 秋分の日)に刈り取られた稲は、精米・精白され、最初は木綿の袋、次に絹の袋に入れて2人の奉仕者は袋の両端を持ち、上下にゆすって糠を落とすのである。その後、黒い盆に移されて純白の帽子とマスクとエプロンを身に着けた女性たちによって1粒ずつ選り分けられた。
粒選りの米約450キロは12個の白木の唐櫃に収められ、斎藤守圀福岡県知事が徒歩で付き添って、斎田から早良街道を経て筑肥線西新駅に選ばれた。

脇山から京都へ(写真:国立国会図書館)

当時の西新駅(写真:国立国会図書館)

京都駅(写真:国立国会図書館)

- 新造の特別列車で京都へ -
沿道は人垣ができるほどの見物人が集まっていたという。奉納米は新造された特別列車で太田主の石津さん他、奉耕者などと共に京都に旅立った。
この12個の唐櫃の米の使途はといえば、1個分が神様や天皇が口にするご飯となり4個はお神酒に醸され、6個が宴会の食事用、残り1個が予備として用いられた。
商品紹介
脇山米(5kg・新米)
おすすめ¥2,700(税込)
令和5年産 脇山米。
脊振山より流れる清流を用水路に引いて栽培しています。
また、中間山間地特有の気候である、昼夜の寒暖差により食味が良く、粘りがあり噛めば噛むほど甘味が出て、冷めても美味しいと評判で、おにぎりやお弁当にも最適です。
PICK UP
ザ・リッツ・カールトン福岡内の
日本料理店「幻珠」様にて
脇山米を取り扱っていただいております。
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